断捨離という文字には、断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)の意味があります。
「断行」入ってくる不要な物を断つ
「捨行」家にずっとある不要な物を捨てる
「離行」物への執着心をなくす
引っ越しや衣替えなどの新生活準備をきっかけに「断捨離しよう!」と思う方は多いのではないでしょうか。クローゼットの奥深くにしまい込まれてしまっている、1年以上着ていない衣類や引き出物、日用品や雑貨などのものは、多くのご家庭で見られることだと思います。年末の大掃除などで片付けたはずなのにいつの間にかまた増えてしまっているというようなことが起こりがちです。
ここでは余計なものは持たず、キレイな状態を保つために断捨離のコツを紹介していきます。
まずはすべてのものを出してみることから始めましょう。とにかく何も考えずに1箇所にまとめて出します。一度外に出して自分が持っているものの量を視覚的に確認することが大事です。こうすることによって、どのくらい持っていたのか自分の予想していた以上だったのか以下だったのか判断できるようになるのです。
断捨離のスタートは、今手元にあるものを、「必要」「不要」「保留」に分けて不要なものを処分することになります。簡単にすべてのものを必要なものと不要なもので分別することはできないと思います。衣類や書籍、食器などの中には、捨てていいか悩むものが出てくるはずです。
取捨選択ができない場合は「必要」「不要」に加え「保留」という3つに分けることから始めてみましょう。
断捨離を続けるために大切なこととして一度ですべてを終わらせようとしないことです。エリアごとに分けて、計画的に片付けていくことが大事なのです。範囲は小さくても大丈夫です。大切なことなのは、継続することになるからです。引っ越しなど大きなきっかけで断捨離する場合は、キッチンや寝室といった大きなエリアごとに進めても良いかもしれません。日常生活をしながら断捨離する場合には、少しずつ無理のないペースで続けていくことで部屋も気持ちもスッキリするでしょう。